📝
プロジェクト管理 2026年4月1日

見積もり技法

📁 概念 👁 -- 閲覧

見積もり技法

定義

プロジェクトの規模・工数・期間・コストを事前に予測するための技法。見積もりは予測であり、不確実性を認識した上で継続的に精度を上げるものである。

なぜ重要か

見積もりは常に間違える。問題はどれだけ間違えるかを知ることにある

「不確実性コーン(Cone of Uncertainty)」: プロジェクト開始時は見積もりが実際の4倍ズレる可能性がある。詳細が判明するにつれて誤差が縮まる。これは見積もりの失敗ではなく不確実性の本質的な性質。見積もりは1回ではなく、情報が増えるたびに繰り返し更新するものである。

主要な技法

技法特徴適用タイミング
ファンクションポイント(FP)機能の数・複雑さで規模を測る(言語非依存)要件段階から適用可能
プランニングポーカーチームで相対的な複雑さを合意するスプリント計画
t-shirt sizingXS〜XLで素早く大まかに分類初期のバックログ整理
COCOMO過去データから工数・期間を推定大規模プロジェクトの初期計画

見積もりの罠

  • 学生症候群: 締め切り直前まで開始しない傾向
  • パーキンソンの法則: 仕事は与えられた時間を全部使う
  • 楽観主義バイアス: 「自分のチームなら早く終わる」という過信
  • スコープクリープ: 小さな追加要求が積み重なって工数が膨らむ

適用場面

  • プロジェクト開始時の計画作成
  • スプリント計画でのストーリーポイント見積もり
  • ステークホルダーへのスケジュール提示

関連概念

出典

実践ソフトウェアエンジニアリング(Pressman)第25章