見積もりを約束として扱わない
ルール
見積もりを提示するときは、不確実性の範囲(楽観・標準・悲観)を合わせて示す。見積もりは予測であり、コミットメントとは明確に区別する。情報が増えたら見積もりを更新する。
理由
プロジェクト開始時は「不確実性コーン」の最も広い部分にいる。この段階での見積もりは実際の4倍ズレる可能性がある。
見積もりを約束として扱うと、開発者はバッファを隠して見積もりを水増しするか、無理なスケジュールにコミットして品質を犠牲にするかのどちらかになる。どちらもチームと組織にとって最悪の結果をもたらす。
例外
顧客との固定価格契約など、コミットメントが契約上必要な場合は、十分なバッファを見込んだ上でスコープを固定する。
出典
実践ソフトウェアエンジニアリング(Pressman)第25章